「素」と「味」の記憶を辿る ~ 1

「しげるの素」との出会いのきっかけは、過去記事で書きました。
でも、今一度、もう少し突っ込んで、思い出を振り返ってみようかなと思います。
なんだろね、今は「素」や「味」に赴くのが当然になっているけれど、そこでお友達を作ったり、素タッフさんと親睦を深めたり、ここまで来るのには結構な時間がそこには流れているわけで。
で、振り返ってみたくなったわけです。
ぼちぼちつぶやきます。
よろしければお付き合い下さいまし。
あ、「味」についてつぶやくまで時間がかかりそうです。。。
【渋谷ロックウエスト~「素」へのトビラ】



素 其の四

初参加「しげるの素 其の四 宇宙(そら)・映画・SF」(2006年1月28日)
(・・・素と出会って今年でもう5年目か~)
地図を頼りに辿り着いたロックウエストという場所。第一印象、正直、いかがわしい・・・1度しか行っていないので記憶が朧気だが、古いビル、狭いエレベーター、会場に入っても暗くて、こういうタイプのライブハウス(HPで検索してみて下さい)に縁のない自分にとっては、内部に入ってもやはり、若干いかがわしい・・・しかしそこには素タッフさん、お客さんがすでに入って楽しげな雰囲気で。テーブルに椅子、好きな場所に座ってみれば、わりとすぐその雰囲気には慣れました(友人と一緒だったからかも)。テーブルの上にはおつまみが乗っていたっけ。大きなスクリーンにSF映画の映像。シティボーイズライブも流していたっけかな。
お手洗い横には控えブース。すでに斉木さんの話し声がしていて、うわ~って歓喜。そして本編が始まって、狭い空間でみんなじっと斉木さんの話に耳を傾けて、へ~こういう感じなんだ、斉木さんのトークショーって、と、熱心に聴くお客さんたちの背中を眺めながら、その全体を興味深く楽しんだ数時間でありました。
途中休憩の時に斉木さん自らがおしるこをみんなによそってくれました。順番に並んで、私の番が来て、ドキドキしながら受け取った。「熱いよ、気をつけて」さりげなく言って渡してくれる斉木さん。や、やさしいんだ。
本編終了後、「マンドラゴラ」のチラシを斉木さんが配る。うわっ、斉木さんからもらった。しかもここんとこさっぱり会場で配ってくれなくなったチラシ。二重の喜び。これからは素に来ればチラシがもらえるんだあ!そんな小さなポイントでも歓喜した紙ものコレクター。更に驚きの光景は、お客さんと写真を撮っている斉木さんという図。慣れたお客さんはこんなポーズでとお願いし、斉木さんも顔を作ったりお客さんの肩に手をかけたりと期待に答えて撮影に応じている。・・・斉木さん、て、こんなことをしてくれる人なの???次々の撮影会を茫然と眺めるわし。すると友人が折角だからと携帯だけど一緒に撮ってもらえと。拒否るわし。だって、だって、恥ずかしいじゃないかっ。私なんか初めて来たんだぞ!しかし健気にも友人は斉木さんに声をかけてくれた。私はどうしていいかわからず、斉木さんに近寄れずもじもじしていた。すると。がしっ!ひ!後ろから大きな手が私の両肩を鷲づかみに。そしてぐいっと引っ張り寄せられて無事ツーショット体制に。「ぅあっ、ありがとうございましたっ」「はいはいっ」。手のかかるお客さんにもさらっと対応なしげる。びっくりした・・・心臓はくはく。
かくして私は生きた斉木しげるに初めて触れた。(←大袈裟な表現だな、おい)
斉木氏とファンサービス。私の中ではかけ離れたもの。しかし斉木さんは普通にファンとの触れ合いの時間を持っていた。
「しげるの素」、奇跡。
何年も前から舞台を観てきていながらも、たとえ狭い小屋で至近距離で観てきていながらも、その存在は決してリアルではなかった斉木しげるという人が、途端にリアルになったひと時である。
(そう、奇跡なんだよね、と、時間を今に戻しても、しみじみ思う)
初回だけにこのロックウエストでの記憶は鮮明。(肝心のトーク内容は苦手分野&難しかったのでほとんど憶えていない。すいません)
まずは「しげるの素」との出会いについて、改めて細かく書いてみました。
素のHPや手元のチラシなどを参考に、これからもぽつぽつ思い出をつぶやいてみます。

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