友達からのメールで訃報を知りました。
闘病していたことも知りませんでした。
私はグイン・サーガを読んでいないのですが、
読者である友人は大変ショックを受けています。
私が最初に出会った栗本薫さんの作品は江戸川乱歩賞を受賞した「ぼくらの時代」。
繰り返し繰り返し読みふけりました。
それからしばらく栗本さんの作品にのめりこんだ。
作家はやはり命を削って書くのだろうか。
ここしばらくの栗本さんのことを知らないので、想像ですが。
憧れていた森瑤子さんも50代で亡くなってしまった。
謹んでご冥福をお祈り致します。
もしも本当に生まれ変わりということがあるのなら、
しばらく休んで、また生まれてきて、
残したものの続きを思い切り書いて下さい。
何だろう、大袈裟かもしれないけれど、
青春のひと欠片を、無くしてしまった気がする。
いや、作品と作家の魂は、ちゃんとそこに残っているのだけれど。
新装版 ぼくらの時代 (講談社文庫) 栗本 薫 |