君たちは私にとってただの犬ではない。

「だいすけ君が行く!!ポチたま新ペットの旅」のだいすけ君が急逝。
ツイッターでフォローしているので、TLを眺めている時にぽんとそのお知らせが目に飛び込んできて、嘘でしょ・・・としばらく呆然としてしまいました。
テレ東の「ポチたま」が大好きで、毎週かかさず見ていました。
私はばりばりの猫好き・猫派。だから正直犬のコーナーというのはそれ程気持ちを入れて見ていませんでした。
初代旅犬・まさお君のコーナーも最初はそうでした。
ラブはかわいいけれど、そんなに食いつかないな~って思いながら眺めていましたが、重ねて見ているうちに、面白いコなんだな~って興味がじりじりと湧いて。犬ってお肉を食べるイメージだったけれどなんでも食べられるんだな~なんて妙なことに感心してみたりも。ふーん、わんこもかわいいね、って思えて、他のコーナーに出てくるわんこにも柔らかい目線を送れるようになりました。
まさお君が天国に旅立って、二代目・だいすけ君も当然見続けました。
最初の内はどうしてもパパと比べてしまいましたが、段々だいちゃんの個性が出てくると、このコはこのコだ、だいすけもかわいいぞ、って、番組を見るごとに好きになっていきました。
彼らのお陰で、私の犬たちへの目線は変わりました。
別のわんこを見ても、その個性を見ては笑ったり、感心したり。
どっちかというと犬は苦手でした。
でも苦手意識はだいぶ薄れた。
まさお君とだいすけ君が長い時間をかけて、わんこたちの個々の顔をもっと見てみようっていう意識にさせてくれたのかもしれない、そんなことを思いながら、今日の夕方買い物の道すがらすれ違う犬の散歩を眺めました。
お散歩する犬たちに心で「長生きしなよ、飼い主さんと一緒にね」って、声をかけました。今日出会ったわんこたちのひとりひとりの表情が殊更鮮明に向かい合ってくれました。
ふたりの「犬大使」が私にこんな‘優しい目’をくれたんだな。
犬たちへの愛しい目線を、彼らは引き出してくれたのだと思います。
まさお君、だいすけ君、
君たちふたりは私にとって特別な犬たちだ。それは勿論私だけではなく、他のたくさんの視聴者にとっても。
君たちに注いだ愛のある目線を、みんながきっと他のコたちにも注いでいる。
私のように身近な愛しさに気づいた人はきっとたくさんいる。
そして彼らを守らなければって、実感した人も多いと思う。
「ポチたま」という良心的な番組は私に「ペットたちは人間の責任で必ず守ってあげなければいけない存在である」ということをより強く意識づけしてくれました。
できればこのポチたまイズムを何らかの形で繋げていってほしいです。
上手く書けないけれど、なんか気持ちを文章に記したかったので。
だいちゃん、手術よく頑張ったね。
とにかくゆっくり休んでください。
関係各位のみなさまに少しでも癒しを。

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