「素の味 I -Talk Rouge」~ 1

「素の味 I -Talk Rouge そしてクッキングライブ 【あれ】が喰える!?」

素の味2010/6/26(土)於:ライブ・レストラン・ダイトー
1次会:開宴15:00 終宴18:00
/2次会:開宴18:30 終宴20:30

やっと叶ったこの企画。「素」と「味」の融合。
もうね~ ひとこと、すんごい楽しかった!面白かった!
素史上あんなにアクティブなライブって、あった??
びっくりしましたよ。あたしゃてっきり1部が料理で2部は静かにトークだと思っていたからさ。1部&2部通して、お二人ともずーっと料理しているんだもの。素タッフさんたちもずーっとアシスタントで動きっぱなし。
出演者も素タッフもお疲れ様でした~(その疲労度がわかる;)
斉木さんも有志さんも、疲れたけれど楽しかったと仰っていた模様ですよ。
どれだけ雰囲気が再現できるかわかりませんがレポってみますね。
1部と2部、分けてアップしまーす。


★第1部 お好み焼き対決
ステージ上にはテーブルが二つ並べられている。それぞれにホットプレートが2つずつ。ステージ奥のテーブル上には様々な食材がスタンバイしている。
開演。♪私は街の洋食屋さん~と歌いながら白衣の料理人スタイルで斉木さん登場。
以前からみんなに食べさせると約束していた<究極のお好み焼き>を今日は作ります!やったー!
次に有志さん登場。斉木さんだけかと思ったら有志さんもお好み焼きを作るって!
上手・しげる氏、下手・ユウジ氏で、二人のお好み焼き対決ショー始まり。
斉木さんが世界の料理ショーみたいなのをやりたかったと言っていたけれど、料理の鉄人のキッチンスタジアムみたいになっていたよ。
素史上初めての試みであるからして、準備も万全ではないところがご愛嬌。
それがむしろ計算外のコントを生み出し、のっけから腹を抱えて笑ってしまいました。
お玉やボウルや菜箸や、色んな小道具が足りていなくて、どちらかがお玉を持っていると、一方があれ?お玉がない!なんてドタバタドタバタ。すべてがふたつずつは揃っていないので、それを相手が見ていない隙に奪い合う様は、まるでモノクロサイレントコメディ状態。
有志「ボウルは?」しげる「これクズ入れだけど使えば?」有志「え~・・・」
有志「生地は?」しげる「これ(と、すべて自分用に作ってしまった生地を指差す)」有志「え~・・・何が入っているかわからないじゃない」
それぞれが必要な具材を用意して傍らに置いているのであるが、有志さんが目を離した隙に斉木さんがしれっと有志さんの食材を無言で奪っていったりする。
途中有志さんが生地を足そうと思うと、すでにキャベツが混ぜられてしまっていて、「キャベツ入っちゃってる・・・(自分は入れないのに)」なんて、食材ブースもカオスになっていく。
そんなカオスと化したキッチンスタジアム。出来上がったお好み焼きは切り分けられ、お客さんにどんどん配られていく。お客さんは味見しながら、二人の料理を見ながら、トークを聴く・・・という忙しさ。もちろん素タッフも総動員で、できたものがお客に行渡るように客席をぬって走り回る。作っても作っても「まだ食べてない人!」の声に手が上がり、せわしなくどんどん焼いていくしげると有志。
斉木さんのお好み焼きは生地が命だそうで。生地が美味しければ具材は何でもOKということで。
私があんまり料理詳しくないので断片的な情報で申し訳ないですが・・・米粉が3割入っているそうです。それから日本酒も入れるそうです。
最初は「O型は肉ね。A型は海鮮」と血液型によって作り分ける予定でしたが、作っているうちにどうでもよくなってきたのか、2順目くらいからは具材も豚肉・海鮮・野菜・チーズなどなどごちゃまぜに。
じゃがいもも入っている、ということで、有志「じゃがいも、キャベツ・・・O型には最悪ですね!」確かに~でも食べる。食べるぞ~(おいらはO型♪)
斉木さんはさっさかどんどん作っていく。本人談、俺は気が短いからな。で、具材を飛ばしたりこぼしたりしても気にせず進む。そんで「しげるは雑だな」とぼそっとつぶやいたりするw(←このセリフは1部か2部か忘れました。何故なら客席もまあまあカオスだったから)
焼くスピードが速いので、斉木さんのお好み焼きは、表面はカリッとしているのですが、中心がいまいち生っぽい。米粉が入っているからなのかな?もちっと、とろっとして、生地、美味しかったです。
そしてしげるの見せ場。ホットプレートいっぱいに作った一枚の大きなお好み焼きを、ホットプレートを持ち上げて、あおってひっくり返すという大技。
早めに出ました!成功するか?・・・成功!客席大拍手。これを見せるというのも約束でしたものねぇ。この大技は何度も見せてくれました。何度も見せる内に、客席の反応も普通になっていきましたw
しばらくして。作っていくうちに飽きてしまったのか・・・ちょっと目を離した隙に、とんでもないものを作っていた。
山。しげる家から持参のホットプレートに山ができています。
「未知との遭遇にこんな山が出てくるよね」としげる氏嬉しそう。マウンテンだね、ホーリーマウンテン、と意味はわからないが山を作ってご満悦。これ、ニャフさんが絵にしてくれるといいんだけど・・・
えーい、わしのヘタクソな絵で雰囲気だけでも伝われ!
ということでこれが図解です↓(ごめんね、メモ用紙にさらっと書いた)

ホーリーマウンテン

広島焼き風からこんなことになったのかしら?キャベツがどっさり盛られていて、周りを豚肉で飾って、しまいにゃてっぺんにアスパラが数本刺さっているの。焼きあがるまで(時間がかかる)、この山越しに椅子にどっかり座って真面目な話をする斉木さんの姿が超笑えました。(私の席からは山ナメで斉木さんが見えた)
たしかこれも蓋をして、最後にはあおってひっくり返した気がする。
底知れねぇ・・・
一方有志さんは。
しげると真逆に同じお好み焼きを真面目に、きちんと、作り続けていく。
出身地小倉風お好み焼き。生地に牛肉投入。そしてたくさんの青海苔も生地に入れてしまう。この青海苔が小倉風なのだそうです。マヨネーズはつけない。ソースのみ。生地をプレートの上で伸ばして、薄めに焼く。返しでじゅっと押し付ける。関西の人にこれをやると怒られるって言っていましたかね。私も押し付ける派なんですが。しばらく焼いてひっくり返して、裏面の青海苔の辺りを、ちっ、ちっ、と返しの角で刺す。刺すことで出る音でもって焼け具合を確かめる。焼きあがってからの青海苔ではなく、焼きの時点で青海苔はお好み焼きと一体化しているわけです。これが香ばしくて美味い!
有志さんはあの「Film noir」で上映された有志ドキュメントで作っていた炊き出し鍋をお客さんが入る前に作っていたそうです。
有志さん、12時(だっけ)に会場入りして仕込みして、まるでバイトしているみたいだった、とこぼしていましたwゆえに斉木さんに比べてより疲弊しているのは見た目にも明らか。それでも一所懸命小倉風お好み焼きを作り続けます。横であまりにも自由にやっている人との差がはっきりくっきり。
有志さんは職人っぽい。でも一見適当に作っている風な斉木さんの方が、何故かプロっぽく見える。(いかにもコックさんな衣装のせいか?)
有志さんが懸命に作り続けているのに、斉木さんは焼きあがっちゃって、椅子に座って煙草吸って休憩モードになっている、その対比が面白かったなあ。
なんかどっかの厨房をリアルに覗いているみたいでもあった。2箇所の厨房を並べて同時中継しているような。
二人がただひたすら料理を作る様を眺めるって、これはかなりレアなライブ。
二人とも普通にお好み焼きを作っているという時点で、実際コント、とは呼べないので、公演で使えるようなネタではない。
でもこんなライブ、観られないもん、普通の公演じゃ。
この言葉を何度も使ってしまうが、「素の味」、奇跡。
ラジカルなおじさんたちの中からね、斉木さんと有志さんを抽出したこのカップリングがね、改めて面白いと思った。これは言葉では伝えにくいので、見てみてもらわないと、なんだけど。
料理をしながらしゃべるのって疲れるね、とはお二人の談。
でも忙しい中で飛び出るトークも面白かったです。
カオスだった私の頭で憶えているトーク内容は別にまとめます。
長くなっちゃったよ!
言葉多く書いても伝わらない面白さがふんだんにありました。
そうそう、有志さん、小麦粉NGなのに、今日はもういい!と斉木さんのとご自分のと、お好み焼き食べていました。次の日・・・きっと大変なことになっていたと思われます(+_+)
第2部へと続きます。

コメント

  1. わたまめ より:

    ホーリーマウンテンの御神木アスパラは、有志さんがトークされている間にぐぐぃ~っと指で埋め込んでいらっしゃいましたわ(笑)
    同じような材料で同じような料理を作るのに全然違う過程と結果。
    私、職人肌の人が大好きなんですけど、
    斉木さんのかわいい?とさえ思える自由人っぷり、こむさんがはまるのなんだか分かる気がしましたよ

  2. より:

    ●わたまめさん
    御神木アスパラ様はぐぐぃ~っと埋め込まれていたのですかあ ^ ^
    私も職人肌の人が好きなんですけれど、
    しげるのプリティさがわかって頂けましたか ^ ^
    まめさんのところに斉木さんの炒めていた具が
    ぴょーんと飛んできた時のしげるの「あらっ」っていう顔が
    すんごくかわいかったですわwww

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