長崎プチボヤージュ(2008)~3

2日目

長崎市内をうろうろしました。狭い範囲であるのに様々な歴史に触れることができ、心にたくさんのことが刻まれる旅となりました。

大浦天主堂
https://nagasaki-oura-church.jp/

正式名称「日本二十六聖殉教者天主堂」、そしてフランスからやってきた神父と隠れキリシタンが出会った「信徒発見」。
歴史を色濃く感じる教会です。

更に特別展示で知ったマキシミリアノ・マリア・コルベ神父という人物の存在。
アウシュヴィッツで家族を持つ男性の身代わりとなり刑を受けた聖人。
のっけから胸に迫るエピソードに触れることができた場所。

グラバー園
http://www.glover-garden.jp/

スーパー観光ポイントグラバー園。貿易の歴史や幕末の歴史に触れる。
岩崎弥太郎の弟・弥之助の写真を見つけ、宝塚ファンの母と共に盛り上がる。
「猛き黄金の国」でグラバー邸のシーンがあったハズ、なんて。
龍馬の等身大の写真があったりして面白い。後からHPを見たら、もっと見所があった模様。でもとにかく寒くって、建物から建物へそそくさと移動していたので細かい箇所は気づかず。

曇り空の下のグラバー邸



当時のご馳走の再現



グラバー園から臨める造船所

グラバー園を後にして、水辺の公園レストランでランチ。私的には「昨日はちゃんぽんを食べたから皿うどんが食べたいなあ」だったが、麺もの却下なので普通のレストランをチョイス。でもね、ここのスープカレーが美味かったの!とっても好みの味。いやー結局幸せでした。

浦上天主堂
https://www.nagasaki-tabinet.com/junrei/122

拝観できない日でしたので外から中を覗かせて頂く。ステンドグラスを通って差し込む色とりどりの光が薄暗い教会内を照らして、実に荘厳な光景。
表にある、原爆によって首だけ吹き飛ばされたマリアさまの像を拝見し、ここでまず原爆について考えさせられることとなる。

平和公園
https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/130

行く前までは「ラーメンズのネタのあれがある所だよな~」くらいにしか思っていませんでしたが、実際到着して平和祈念像と対面すると想像以上の大きさにまず圧倒される。そして被爆した長崎刑務所浦上刑務支所跡などを見て、原爆投下の地にいることが実感となって迫ってきました。

長崎原爆資料館
https://nabmuseum.jp/

高校の修学旅行で広島に行った折、原爆資料館に行き、資料映像も見ましたが、それ程感慨も無く帰ってきた気がします。原爆資料館は大人になってから訪れた方がかなり胸に来るものがある、それが今回よくわかりました。
目を背けたい事実もなるべく見る。そして憶える。そしてどこかで知らない人にまた伝える。そうすることの大切さ。とにかく見て、聞いて、知ることが大事だと思いました。資料館には外国の方もいらっしゃっていました。どの人種も等しく、とにかくみんなで‘ここで起きた事実をまず知っていくこと’が大事だと、館内を巡りながら痛切に思いました。

国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館
https://www.peace-nagasaki.go.jp/

こちらへは少し足を踏み入れ、途中で連れとはぐれたことに気づき、戻って探して待って、としている内に結局きちんと見ないで出てしまいましたが、なんというかとても癒される空間でしたので、次にはきちんと館内を歩いて、冥福を祈りたいなと思いました。
被爆された方が水を渇望した様を想像すると胸が潰れる思いになりました。

あとは街中を車でとりあえずうろついてみました。
眼鏡橋とオランダ坂は車中から見て終わり。
私の頭の中にはこの日はずっと♪絵はがき坂♪が流れていました。

この日の宿泊は稲佐山観光ホテル
https://www.inasayama.co.jp/

部屋から長崎の夜景を見下ろすことができる。更にホテルの屋上に上がれば展望台並みの景色。
展望台まですぐそこだが、ここからでも充分夜景を堪能できる。なるほど、これが♪宝石箱に身を投げた様な港の夜♪ですか~

夕食は卓袱料理。銘々小さな鍋や茶碗蒸しも付く、こちらのホテル流卓袱料理。ミニ角煮まんも付いて満足!おいしゅうございました♪色んなもの食べたなあ。

温泉は2種類。夜は露天風呂付の庭園風呂に。翌朝はジェットバス付の展望大浴場(別館)に。本当は夜展望風呂に行った方が夜景が見えて良かったのでしょうが、お酒も飲んじゃったので近い方のお風呂でゆっくりしました。朝の展望風呂はだーれもいなくて、広い浴槽独り占め。朝からジェットバスってぇのもいいもんだと目が覚める思いで堪能しました。

つづく。

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