伊勢志摩プチボヤージュ(2009)~2

1日目です。

外宮である豊受大御神(とようけおおみかみ)からお参り。なんでも外宮から先にお参りするのが順序だそうです。外宮の存在を知らなかった私はそっから、へ~であります。
https://www.isejingu.or.jp/about/geku/

江原ファン(そんなに熱心じゃないからファンて言い方が当てはまりますかね)である私はTV番組や著書でそこそこ神道の礼儀作法を見ているわけですが、実際まず最初の鳥居をくぐる前に一礼するというのはわかっていても恥ずかしい。だってほとんどの人がしないもんね。でもここは伊勢神宮。特別な神社だし!ってことで、ちょこんとですが、一礼してどの鳥居もくぐりました。まあ自分の気がそれで済むというか(^.^)ゞあと神様の道であるど真ん中は歩かないとかね。

外宮はそれほど人が多くなかったせいか、内宮よりも落ち着いてお参りができました。正宮の前にしばし佇み、拝見できない奥の宮を思う。なんだか暖かいものを感じました。HPによると<神々にたてまつる食物をつかさどられています。このことから衣食住、ひろく産業の守護神としてあがめられています。>とのことであるから、本能的に大事なものを感じとったのでしょうかねぇ。なんかお母さん的なものも感じて、勝手にじーんとしていたのですよ。こういうのは自由だから、良いよね、何を感じても。

ここから先は撮影禁止

どうよ、この素晴らしさ。
年月が作り上げた荘厳な空間。

次にお参りしたのが多賀宮(たかのみや)=豊受大御神荒御魂(とようけおおみかみのあらみたま)。
今回のお伊勢参りで特に興味を持ったのが、正宮とは別に別宮として「荒魂(あらたま、あらみたま)」が祭られていること。(一緒に祭られている所もありますが)
荒魂とは神の荒々しい側面、荒ぶる魂、とのこと。
神道についてこんなに興味を持つことが無かったし、把握するのは大変なので、とりあえず興味止まりになりますが。
ウィキなどで調べてみると、荒ぶる魂が所謂天変地異などの神の祟り的なことを引き起こし、また一方で新たなエネルギーを生み出す強い力もあるようだ。
何事も表裏一体、ですかな。
それから土宮、風宮へ。自然界を構成するものが並ぶ。私の神様観は、イコール自然界、なのでしっくりと心に馴染むものを感じながら、お宮参りは続く。
それから外宮の別宮として別の敷地にある月夜見宮(つきよみのみや)へ。
ここがとても良かった。小さなお宮さん(別に祭られた小さな森)ほど鳥居をくぐった先の世界が別世界。月夜見尊は天照大御神の弟神。・・・ヅカの「スサノオ」を見返したくなってきた~
ここでは頭の辺りに清々しい冷たい風を受けて、しんと静かでありながら美しいパワーを持つ月の光をイメージでき、また自分なりに勝手にパワースポット体験をしてきたのでした。

何となくお宮撮影はためらわれて。
ほとんど写してきませんでした。
満月の夜にここに佇みたいなあ。

この大木の向こう側は鳥たちのサンクチュアリでした。

何も言えん・・・
すごい・・・

外宮参りを終えてから内宮の別宮である月讀宮へ。
https://www.isejingu.or.jp/about/outerbetsugu/

江原本によるとここが一番のパワースポットだそうで。並んでいる神様が凄いからかしら。月讀宮(つきよみのみや)、月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや)、伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)、伊佐奈弥宮(いざなみのみや)、と四つお宮が並んでいます。お参りの順番はこの順だそうです。ここは私は特に何も感じませんでしたが、この並びは凄いな~ってただただじーっと拝見。

鳥居の先は別世界。
交通量の多い道路に面しているのに、一歩中に入ると途端に静まり返る。

次は猿田彦神社。
https://www.sarutahikojinja.or.jp/

HPによると<猿田彦大神は、ものごとの最初に御出現になり万事最も善い方へ“おみちび き”になる大神>とのことで。ここでなんとなくおみくじを引いてみたのですが、確かに「迷わずに思う道を行きなさい」といったことが書かれていて、お~(^.^)なんて背中を押された気分になりました。

天宇受売命(あめのうずめのみこと)をお祭りしてある場所もあり、こちらは芸能人が多く参拝するそうです。天の岩戸の前で踊った女神様ですな。

こちらは車のお祓いもしてもらえるので、あ!車してもらったら?なんて一瞬思ったのですが、レンタカーじゃん!他人んちの車を祈祷してあげてどうする!というすっとぼけた思い出も残してきました。あはあは。

天の岩戸(恵利原の水穴)

(三重の観光案内)

天の岩戸と言われている所があちこちにあるということを初めて知りました。
ほえ~
ここはかなり隠れスポット的でした。バス停もあるのですが、そこから歩いていくとすんごく歩くよ、多分。車でも行けども行けども辿り着かなくて、どこ~!?って感じだったもん。あまりに奥深くて駐車場の位置も最初わからなかった。ちゃんと駐車場がありましたよ。車を降りてからも結構歩く。鳥居をくぐると灯篭が並んでいたりして雰囲気アップ。ずんずん登って行くと並走する水の流れが速くなり、やがて水穴に辿り着きます。

穴から湧き出る岩清水は名水百選に選ばれているらしい。地元の人は水を汲みに来るらしいです。水を口に含んだ後、看板の「生水で飲まないで下さい」という注意書きを読む。ぐふ。

水の絶えない流れ。深い森でそこだけぽっかりと空が覗いて、光が差し込む場所。今回の旅で一番パワーを感じたのがここです。命の源を感じた場所。私は「生まれ出でる」ことを想像したのですが。それは是非行ってみて確認して下さい。女性なら、特にわかってもらえるかしら ^ ^

今最も悩んでいる、というか、今年の初めに思ったこと、というか。迷わず流れてゆけという、自らに言い聞かせたことを、ここで感じたのです。言い聞かされるより、もっと自然に。「産まれてゆくのだよ、そして流れてゆくのだよ、万物は淀みなく」と。なんか、気持ちがどっしりした。パワーチャージしたかもしれない ^ ^

更に奥には風穴もあるらしいのですがここまでにしておきました。バス停から歩いて来ていた子供たちの集団が元気に風穴に向かっていて、若いって良いわね・・・などと思いつつ。母を連れていなければ私も行ってみたかも。

鳥居の手前に1本、とてもきれいな桜の木があって、そこだけ絵のようでした。オオシマザクラだそうです。
https://www.kanko-shima.com/html/search_det.php?no=20150327091828
誰もいなかったので側に行ってみたかったのですが、同行者が興味を示さず遠目に眺めて終わり。でも、ここだけ童話の世界のようだね~なんて話になりました。

天の岩戸への入り口。
雰囲気、あるでしょ~

この日の宿泊は合歓の郷内のヴィラ合歓。
http://www.nemunosato.com/hotel/vira.html
(後に NEMU RESORT https://www.nemuresort.com/

ジャパニーズスイートだよん。贅沢だよん。平日なので若干お安めだったようですが。
部屋も良いけど、温泉施設も広くて良かった。露天風呂にはヒーリング音楽みたいなの(エンヤみたいなのね)が流れているの。癒し~

食事は和食で。これまたもう。(すべて弟が仕切ってくれているのでこれからは足を向けて寝ないようにします)
http://www.nemunosato.com/restaurant/isobue.html
おすすめコース三大味覚会席。
伊勢エビ、アワビ、黒毛和牛。贅沢の三重。
シメはてこね寿司か鰹のお茶漬けで、迷った挙句に私はお茶漬け。
もうね~最後の一品まですべて美味しく頂けましたの。素晴らしいです、こちら。

伊勢の地ビールの神都麥酒がこれまた美味くて。
https://www.biyagura.jp/c/cat-04/cat-05/cat-81/02

今まで宿泊した宿のご飯で、もしかしたら第1位かもしれません。

部屋から見える景色。
英虞湾を臨む。

は~盛り沢山。

つづく。

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