2002年花組「エリザベート」@スカステ

スカイステージで今順番に放送中のエリザベート。
今日は録画しておいた花組さんを観ました。
花組エリザ・・・好みっ!

たぶんこの作品に関しては同じ思いの方が多いと思うのですが、
私はこの作品自体が大好きなので、誰が何の役をやる、という意識では観ず、
その役として観て、ああこの役をやっている誰々さんは素晴らしいな、と、
エリザベートに関しては普段の宝塚観劇とは違う見方をしています。

大鳥れいさんのエリザベートが良い。実に人間味がある。
私は誰のものでもなく自由という彼女のテーマが心に響いてきます。

自分の思い通りでなければエリザベートを手に入れたことにはならないという、
完璧主義で、静かに、でも確実に人々を傀儡に貶める春野さんのトートも良い。

樹里さんのフランツは、なんだろう、母性本能がくすぐられる~
年老いて、シシィの旅先へ赴いたフランツ。思わず、帰ってやれよ~シシィ~と、突っ込みたくなります。

彩吹さんのルドルフが良いっ。
この方の歌の上手さは、去年(2006)の雪組を観て、改めて実感しました。
「闇が広がる」は特に好きな歌なので、じーん。

瀬奈さんのルキーニもシニカルに徹していて良い。

病院のシーンで、自分をエリザベートだと思い込んでいるヴィンディッシュ嬢を演じた遠野あすかさんも良いっ。強烈な印象が残ります。

きりがないのでこの辺にしておきます。

花組のエリザが何故好きなのだろう。
「感情」を感じるからだと思います。
勿論他の組もみなさん心を込めて演じていらっしゃる。
でも花組エリザは特に役や作品への思いを役者さんたちから感じるのです。
役になりきって、その人の思いを自分のものとし、伝えようという懸命さが心を揺らすのです。
やっぱり、演劇・ミュージカルって、技巧だけのものではない、そうしみじみ感じました。

・・・しかし、
まだ観ていない組もありますので、
意外な組で「ほぅ~!」と思う場面もあるかもしれない。
全部、観ます!
どっぷりエリザにはまっちゃった。
エリザやオペラ座は、観た後しばらく気持ちを引き摺りますねぇ。

あ~最後にね~
ショーの男役だけの群舞・・・
みんなかっこいいっっ。
はう~
タイムマシンがあったら生で観たいっ。
新公も激観たいっっ。
まっつのフランツが観たいぃぃぃいっ!

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