湖月わたるさん退団公演の思い出~その1

昨年2006年11月12日、東京宝塚劇場(以下、東宝)千秋楽をもって宝塚歌劇を退団された元星組男役トップ・湖月わたるさん。

最後の公演があわや見られなくなるかと思った苦い思い出と、劇場には入れなかったけれど、千秋楽に劇場まで馳せ参じた日の素晴らしい思い出を書きたいと思います。

まずはこちら。

1.ダブルブッキング…
宝塚観劇はカード会社の抽選で買えるチケットをいつも利用しているのですが、その申し込みは対象公演日の数ヶ月前にエントリー締切りになるため、エントリー済のものはパソコン机の前に忘れないよう詳細を切抜いて張っておいています。そして他の予定を入れる場合はその日付を確認してから入れる…いつもはそうしておりました。

しかし、ある日飛び込んだ宙組トップ貴城けいさんの突然の退団発表。

村(宝塚の地元のこと)に行かなければ!あまりのショックに慌てて本家宝塚大劇場の観劇+宿泊プランの申込みをしました。前払いなので即効振込みを済ませひと心地…と、ふと東宝星組申込み日を見ると、東京出発の日の15:30の回…宙組はその次の日の11:00公演です。
15:30の公演を見てから村まで行くというのはできなくはないけど向こうに到着するのがかなり遅い時間になります。大阪ならOKだろうけど、そこから宝塚へ向かうとなると…不慣れな土地のため不安。予約し入金も完了した宿泊パックはキャンセル不可。
やっちまった、ダブルブッキング!星組もわたるさんの退団公演なのでチケット入手が困難なことは必至。ああ、どうしよう。

混乱しながらも私はまず星組を諦めようとエントリーのキャンセルをカード会社に申し出ました。とにかく折角の公演に空席を作りたくなかったのです。カード会社は間に合うというので取消しを受け付けてくれました。しかし…キャンセルしたはずのチケットは当選して郵送されてきました。うーむ、○○クレジットめ~

チケット発送の時点でカード決済は完了しているため、今度は見てくれそうな知り合いを探しましたが行ける人が見つからない。チケットショップに預けてもいいけど、ポリシーとしてチケット代金以上の金額で取引されるのは本意ではありません。そこで友達に教えてもらった「おけぴチケット掲示板」という等価もしくは等価以下限定交換・譲渡の掲示板を利用してみることにしました。

ネットで知らない人と交換するというのは正直不安でしたが、友達には何度も利用していて比較的安心なサイトであるということも教えてもらっていたため、違う公演日と交換してくれる方を検索することにしました。

なんでも交換の際はお互いの条件が同等でないと難しいとのことで、ダメもとで問い合わせること2回。別の日にちで同じような席条件の方と交渉が成立しました。やった、これで星組も見られる。ほっとしました。宝塚な人々はチケット交換に慣れている人が多いため、助かります。配達記録郵便の便利さと確実さにも改めて感心しました。(追跡できるので安心)

おけぴの場合、ただの譲渡の掲示は少なく、自分がチケットを持っていなければ星組公演を見ることはできなかったかもしれません。キャンセルがスルーされたのは所謂「必然」(オーラの泉大好き人間)でしょうか。結果的にはありがとう○○クレジット、ということになったのでした。

この文章の長さが示すように、見ることのできる星組のチケットを手にするまでの道程は長かった。
二度と混乱はするまい、と肝に銘じた一件でありました。

コメント

  1. 大泉タクミ。 より:

    お疲れさまでございますm(__)m
    観劇するというだけでも、チケットの手配、キャンセルなど様々なドラマがあったのですね~。。。
    昨年は、本当に退団が目立った年だったので、幸さんのように慌しく動かれた方々も大勢、いらっしゃったでしょう。
    でもスムーズに事が運んだのも、何かの力が動いていたのかもねぇ^^

  2. より:

    ●大泉タクミ。さん
    これがメールでがつんとお送りしたかった一件であります~
    ヅカ慣れした友達はダブルブッキングなんてしょっちゅうだよ~と
    軽く言っておりましたが、慣れないとすんごく焦る…
    昨年はね…怒涛でしたものね。
    星組さん見られたのは私のわたる星組への「愛」?
    星組LOVE!の気持ちが良く作用したのだと思ってます^^
    雪組には…愛情が足りなかったらしい(T_T)

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