宝塚歌劇星組(2009.4)@東宝@涙

「My dear New Orleans-愛する我が街-」
「ア ビヤント」
http://archive.kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/09/star_tokyo_orleans/index.html
2009/4/11(土)15:30開演

やっぱり泣いちゃったよ (- – 、)
ショーが思いっきりサヨナラ仕様なんだもん。
もう1回観たいな~
この人たちを生で観るのが最後なんて・・・あ、また泣きそう。
憶えていることなど。

「My dear New Orleans」

‘耐えろ!’‘それぞれの道を耐えて進め!’っていうお話なので、観る前から感じていた寂しさがなんとも増幅されたような感じで。キャラクターとしては、ジョイとルルの場面がかなりの比重を占めているので、卒業組の出番があまり無く。でもその分二人の濃い愛情関係が堪能できたようにも思え。とうこ&あすかの大人な演技、ストレートに表現できない愛の関係性が切な過ぎる。このコンビだからこそ表現し得た景子先生の繊細な物語の世界。

考えてみればコスチュームものでもなく、笑わせる要素も無い、シリアスな等身大的男性を演じるとうこさんて、あまり観ていないように思え。だから余計に観ていてドキドキ。「赤と黒」もトキメいたし。素のままで、君を愛している、みたいな演技に、くらくら~(アホ感想)

レニーがヘマをしてムッシュ・アンダーソンの力で事を解決をした後。皆が部屋を出てルルとレニーが二人きりになったシーン。ルルがじりじりとレニーに近づき、はたかれるのか?と思いきや、ぎゅっと弟を愛おしく抱きしめた。ここ涙腺決壊ポイントでした。あすかちゃんは本当にこういう演技が上手です。

ルルがムッシュと旅立つシーン。母たちと競馬に行く約束をしているの、と嘘の会話を背中で聞いている母と弟の二人の立ち姿にじんと来た。娘を利用して美味い汁を吸うだけの母と弟に見えるが、実は本当に愛する人とは結ばれないルルの辛さを哀しみ、重く受け止め、それでも選ばなくてはならない運命にルルを導かなくてはならない、という二人の厳しい決意を感じ取れました。
貧しい中、強欲にのし上がりたいだけの人々の印象だったはずが、その裏側にはやむを得ない事情があることを少しずつ明かしていく。病を抱えたルルをこういう形でしか幸せにしてやれない家族の哀しみに泣けました。

ジョイの子供時代の役、天寿君。この人、やっぱ光っているな~って思いました。ほんの少しだったけど、歌が力強くて、良かったよ~スカイ・フェアリーズでも、良い顔してるな、この人って、いつも思って見てます。

「ア ビヤント」

もう何をどう語ったら良いのかわからん。最初は華やかにスタートして、芝居の重さを払拭してくれたけど、ドつぼなサヨナラ仕様に涙腺ガタガタ(>_<)
詳しい場面説明はできませんが(多分於フロマージュ)、とうこさんが一人で歌っている途中で、後ろの幕が開いて、全員が合唱するというベタな演出で、どー T T
んで、♪そして今は、なんか使っちゃって、うわ~
デュエットダンスで涙腺決壊。このカップルで良かったな、この二人で観ることができて幸せだったな、って。あすかちゃんをやさしく見つめるとうこさん。笑顔で見つめ返すあすか。ううう(ただ泣)

カンカンが豪華でしたね~
ピンクのカンカン。流石数で勝負のヅカ。奥からたっくさんのカンカン娘が溢れ出てきたのが圧巻。久方ぶりに観劇した母が思わず「わ~華やか~」って呟いて嬉しそうでした。やっぱ、こういうの見せてくれないとな、タカラヅカ。

「アランです」(はあと)銀橋で語るとうこさんが下に降りた後、お客さんに助けられて銀橋に戻るのがお約束というのは知っていましたが、この回でも一人の女性が素早く背中を押して差し上げていました。スカステで、ある日たくさんのお客さんに押されて、勢い余ってオケボックスに落ちそうになった(笑)っていう話を聞いていたので、もっと群がったら面白かったのに、なんて思って見てました。ふふ。

とうこさんの女装。普通に美人だよね~

観劇後の母との会話。
母「夢乃はやっぱりダンサーだね。しっかり踊ってる」
私「・・・ごめん、どいちゃんしか見てなかった」
ダンサー観察ですと、どうしてもどいちゃんを積極的に見ちゃうのです。今回フィナーレではどいちゃん、銀橋組。前に出て来たのね~この人は本当に笑顔の人で、ニコニコと客席を丁寧に見てくれる。この点でもタカラジェンヌとしての素晴らしい素質があると思うのですが、贔屓目ですか?

このくらいでしょうか。見足りないよ T T
改めて。しみこがいなくなるなんて、ありえなーい 。゜゜(´□`)°゜。
改めて。安蘭けいのいないヅカなんて、ありえなーい ヽ(TдT)ノ

でも時は流れて行く。
藤井先生の言葉を借りれば、時間とは決して止まることはない。
でもその止まらない時間の中において、この人たちを宝塚で観ることができた自分は幸せだ。
ショーでは心の中で何度も何度も一人一人の顔を見て、‘ありがとう’って言いました。

千秋楽まで怪我の無いよう、思い残すことの無いよう、頑張ってね!

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