2009/5/24(日)14:00開演 於:世田谷パブリックシアター
http://www.g2produce.com/agape/aozora/index.html
今頃感想です。
江戸っ子って、喧嘩っぱやくて、おしゃべりで、ちゃきちゃきちゃかちゃかしてて。そんなイメージがデフォルメされた人物たちが何とも愛おしい、そんな舞台でありました。
お金にまつわる噺を繋いだ物語。江戸っ子はお金に執着しないというか、一度手元から離れた金は返ってこなくていい!っていう見栄っ張りなところがあるということで。実際江戸時代の庶民はお金が無くてもそれなりに暮らせていたこともあるらしく。サブタイトルの「Keep On Shackin’」(このアポストロフィがロックだよね)に、なるほどなあ~って(笑)
使われた噺は思ったよりたくさんで、元のを調べる余裕が無いので少しずつ見つけて聴いて行こうかと。
文七がお絹ちゃんの摘んだ花に名前が無いのはかわいそうだと力説するシーン。
途中までは良家の子女たるお絹ちゃんに口調を合わせていたのに、力説に入るといつもの口調(江戸弁)に。江戸っ子って、丁寧語が苦手、っていうのも表現できているなあ、なんて微笑んでしまいました。自分(生粋の江戸っ子ってわけじゃないけど)も敬語が苦手なんすよ。目上の方や初対面の方には頑張って丁寧に話すのですが、ちょっと熱くなるとダメ。タメ口を押さえることができません。なんか共感しちゃったな、勝手に ^ ^
勝五郎が川に飛び込んだシーン。
ちょいと休むつもりが結局1日休んじまった!とか(笑)で、こんなダメ人間もう死んじゃえ!って思って川に飛び込んだんだけど、あれ?泳ぐと楽しい・・・楽しい~って結局楽しんじゃった!とか(笑)
これもわかるな~
あっしもダメ人間なんす。そのことでヤケになることもあるんす。でも、あれ?何に煮詰まってたんだっけ?って忘れちゃうこともあるんす。てへ。
こちらも勝手に共感共感。
とにかく役者さんが粒そろいすぎて。
コメントしきれませんが。
初生蘭香レア様鑑賞!妖艶~かっこいい~素敵なおみ足~
残っていればきっと垂涎ものの男役になられていただろうと想像すると勿体ない・・・なんて。
西岡徳馬さんの存在がどっしりと中心に居て、物語のアクセントになっているように思えました。ホントに江戸の人間って、何だよって、思うだろうなあ、違う地方から来る真面目な武士からしたら・・・
戸次シゲさんもかっこいいねえ、相変わらず。そんでもって軽妙な芝居が面白い勝五郎像となって楽しめた。女房役の須藤さんも勿論最高。迫力あるだけではなくて、とってもかわいい。かわいい夫婦。
植本潤さまは万能役者だ!
もうね、みなさん個性が立っていて、素晴らしすぎるので、コメントしきれないのですわ。
観て良かった!
また江戸ものが観たいな~
寄席にも行かなくちゃ!
北九州芸術劇場 Produce 江戸の青空 Keep On Shackin 脚本:千葉雅子 |