まさしんぐWORLD2011@東京国際フォーラム~2

つづきです。


休憩挟んで2部。
その日、家を出て、気づいたら頭の中に「道化師のソネット」が流れていて、もしかしたら今日演るかも~なんて思っていたら、2部の1曲目がそうだった。お~小予知~
そして「長崎BREEZE」。ああ、なんて気持ちのいい曲だろう!風が吹く。吹き抜ける。バンドの奏でる楽器の間を美しい曲線で流れる風たちが見える。
そしてゲスト。
本当はただ見に来るだけのはずだったという山本光洋さんのパフォーマンス・操り人形のチャーリー山本を5000人+出演者で鑑賞。芸は当然、話術も巧み。ギャグがすべってもそれをまたギャグにする決して負けない男・チャーリー山本w笑いに関しては長年まさしさんによって鍛えられてきた観客、そう、いうなればプロの観客であるからして、客は演者の要求にも柔軟に応えることができるwフォーラムAでのどっかんどっかんウケは気持ちよかったのではないでしょうか ^ ^ またどこかで出会いたいです、山本さん。
そしてその山本さんをさださんに紹介したという岩崎宏美さん登場。
さださんによれば、とても男らしい性格だそうで。なんか、わかるwこちらもただの観覧の予定だったらしく、羽田から来たままの格好でのご登場。なんでも「歌ってよ」「歌うわよっ」てな感じで実現してしまったらしい岩崎宏美さんによる「夢」。リハなしですって。それできちんと歌う人も、演奏できる人も凄い!まさか岩崎さんの歌が聴けるとは思わず、なんともラッキーな気持ちになりました。私の世代の歌姫ですからね。さださん、ありがとう!
折りしも、Sada Cityツアー最中。
アルバム・Sada Cityから数曲。「名画座の恋」、改めてあの京成名画座(説明不要ですよね)の頃の青春を歌うこの歌が好きです。それからライブで聴いて、この歌好きだなって思ったのが「泣クモヨシ笑フモヨシ~小サキ歌ノ小屋ヲ建テ」。こういう、人生を淡々と歌う歌が好きな歳になったのかしら。そしてまた「人生の贈り物」で泣く。黄昏を一緒に眺めてくれる友達がいる。いやきっと共に眺めてくれる。それまで一緒に歳を重ねよう、生きていようね、なんてことも願う。
今回はやはり震災のことが大きなテーマとしてあったようで。
音楽家は無力だ、と折りに触れ語られてきた言葉。でも、無力ではないんだ、微力だけれども力はある、そういったお話をされました。
「鶴瓶の家族に乾杯」で宮城県石巻市に行かれた時のお話。それからまったくのプライベートで2日間のお休みを使ってまた被災地に出かけていき、そこここでなんとか歌が歌え、みなさんに喜んでもらえたというお話。
私にとってさださんといえば、のキーワードの中に‘行動力’というのがあります。本当に動く人だ、この人は。どんどん動いていく、出かけていく。眩しい。どこが微力なんだよって、思うよ、さださん。
ラスト2曲。
「前夜」。この国のことを、きちんと考えねば。
そして「夢しだれ」。「前夜」からの流れにちょっと、え、っていう感じでしたが(いやごめんなさい、初めて聴く歌だったので何か意味が他にあるのかも)、1部で佐伯先生が色んな書体で‘夢’という字を書いていたので(確か日本人が好きな文字だから、だったような)、最後は夢の字が入った歌で結んだのだろうかと。
アンコール。被災地で意外に喜ばれた歌です、ということで「いのちの理由」。文字で見るこの歌詩には、生きていることの‘理由’が明確に表されているようで、その繊細ながらも凛とした文字に、この理由の確かさを確認する思いが沸きました。
(喜ばれた歌、と聞いた時、「関白失脚」かなって思っちゃった。「家族に乾杯」で「がんばれの歌、やって~」ってリクエストされていたからさ)
ということで、初まさしんぐWORLD終演。感無量。
来年はついに還暦を迎えられることですし。(まさしが還暦って・・・ホント目が点)
どんな企画のものになりますやら。
自分、次は10月、また同じ会場で、の予定でっす。
Sada Cityツアーも楽しみ ^ ^

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