2009/9/12(土)12:00開演 於:東京国際フォーラムC
観てきましたThe Musical AIDA。
とうこさんを久しぶりに拝見しましたよ~
ちょっとお顔がふっくらしたかな。相変わらずお美しい(*^-^*)
座席は2階下手の最前列。(サイド席ではない)
目の前の手すりが心配でしたが問題なし。遮るものなく舞台を充分に堪能できましたv
国際フォーラムに向かう前、有楽町ビルの地下で麻路さき様とすれ違いましたわ。「○時に開演だから・・・」って会話してたけど、どこの劇場に行く前だったのかな~2階席だといまいち誰が来てるのかチェックができなかったしな~
ズレた感想かもしれませんがお許しを~
今回友人が偶々当日券にて同じ時間の公演を観劇。で、感想を聞いたら、「説教を聴いているようだった」と。なるほどね ^ ^
元々はエジプト=アメリカブッシュ政権、エチオピア=イラク、に置き換えて、恨みの連鎖を止めなければというメッセージが込められた作品であるらしいので、初見でそう感じるのは尤もですね。
ヅカ版だと華やかさがそのメッセージを中和するのかもしれませんが、今回は装飾を極力排除した新たなオリジナルミュージカル。演出側もアイーダ、ラダメス、アムネリスの3人の愛をより浮き立たせようとしているようですが、やはり元々のメッセージ性の強さはきちんと主張されています。それが木村信司の「アイーダ」なのだから、それで良いと思います。
キムシンの作品は面倒くさいくらいに説明が積み重ねられる。でもそれだからこそラストに向かう頃には観客は登場人物すべての心情が把握でき、それぞれの運命を理解でき、目が潤むと思うのです。
(私はメッセージを具体的にセリフに載せるキムシン作品割と好きです。自分ってリアリストなのかな~ってそんなところでも思ってみたりする・・・)
とうこさんは自然体なアイーダでした。ヅカではどうしても大袈裟に女性を演じなくてはならないので正直不自然さも感じていましたが、強いところは強いという主張を堂々と出せるので、普通に観ていられました。
(オペラでアップで見ている時、何度か、あ~男前だな~はあと、って思っちゃったけどさw)
伊礼さんは正直やさ男な感じでイメージが違うのですが、パンフレットを読んで、かなりラダメス役にのめりこんでいるらしく、それが伝わってくるので、良し、といった感じです。
最後地下牢でアイーダを抱きしめるシーンで、アイーダの髪に優しくキスをするラダメスの繊細さが素敵でした。聖なるものへの慈愛を表現するようなキス。こんな優しいシーンにも伊礼さんの入魂ぶりが見えましたよ。
ANZAさんのアムネリス。どうしてもアムネリス様は壇ちゃんのイメージが強くて比べて観てしまったのですが、外部であれば一人の女性というイメージを強く出せる人のキャスティングも有りなのかなとも思いました。
アムネリス役の気位の高さは決してただの金持ちの高飛車ではなく王女という自覚からくるものであると思うのですが、この辺が役者さんにとっては難しそうなところだなあなどと想像しました。
男性キャストが入って自然になった場面がいくつもありますが、特にヅカ版の美人選びのシーンが無くなって男たちの欲望を満たす酒池肉林(?)な場面になったところが一番わかりやすいかも。やっぱ男が入るとリアルだな~
戦いを忘れたエジプトの退廃ぶりを現すシーンなので、これも重要な場面ですものね。
セクスィー陽色萌様(ですよね?違ってたらすみませんっ)のステキなバディが眩しすぎる(+_+)これがまた説得力(?)大になっている。
今回新しい歌も増えたようですが、やはり「世界に求む-王家に捧ぐ歌-」(このミュージカルでは「王家に捧げる歌」かな?)が良い(- – 、)
最後にこの歌で終わることがわかっていたので、歌い出しからすでに泣いてしまいましたw
なんとなく「とうこさんを観に行く」という意識だったけど、王家そのものが好きだったことを再認識させられた観劇でもありました。
観てよかった~