もうずっと参加した回のレポは書いてきた「しげるの素」。
去年末のレポ&感想を書かないで放っておいたことにずっともやもやしていて、書く気になったので書いてみます。
23回目の開催の記憶とこれからの「しげるの素」への希望・想いなど綴ってみたいと思います。
「しげるの素」其の23
2013年12月28日(土) 於:ダブルトールカフェ渋谷店
年末に開催される「素」は謂わば忘年会。斉木さんと一緒に今年もお疲れ様でしたの乾杯ができる貴重で至福の時間。
12/28ということで仕事納めなどの理由で、泣く泣く不参加の人も結構いらした模様。
23回目は個人的には今後「しげるの素」はこうなっていくといいなという理想が形となって表れたぞ、と思えた回でありました。
その理想とは会にある程度の‘企画’を盛り込むこと。
「しげるの素」は基本、斉木さんの素しゃべりをまったり聴いて楽しむ会です。その基本は是非保っていってもらいたいと思う一方、もう回を重ねること20回以上なわけですから、ちょっとイベントとして変化があってもいいのではないかと、それもシティボーイズファンによるファンのための‘ファンミーティング’らしさが出るもの、つまりいつも劇場の客席に座っている人々の側に立った気持ちから派生するような企画があってもいい、そう思いまして。
勿論今までも様々素タッフさんのアイディア溢れる空間で楽しませてもらってきたのですが、もっと何かできるのではないかなあと、長らく通う客としては貪欲に考えがちに。でもそんな欲求がこの回で満たされた感覚十分あり。
覚えていることをさらっと。
事前にお客さんには斉木さん&お客さん皆で一緒に見たいシティボーイズのコント作品をメールで募集。もっとも人気のあった公演・コントの紹介などがあり(すいません!この公演名とコントの具体的な内容を忘れちゃったの;)その中から幾つかを斉木さんと一緒に鑑賞。私の席は映像を見る斉木さんの後ろ姿を見る角度。現在の斉木さんが過去の斉木さんを眺めるという並び。現在のしげるなめで過去のしげるを鑑賞という、なんだか不思議な光景を堪能できる角度でした。ご自分のネタを観た後にぼそっと「バカだなあ…」なんて過去の自分につっこむ斉木さん。いやあ、不思議な光景。
最近、ニコニコ生放送でやまだひさしさん&Fooさんによる<シティボーイズ上映実況>というのをやっておりますが、「しげるの素」では斉木さんによる解説を聴きながらのシティボーイズコント鑑賞をやっているわけで、「しげるの素で似たようなことをやってるんだよーしかも斉木さんが解説だよー」と思いながらいつもニコ生を見ているのでありました。
恒例となった斉木さんの蔵書大放出大会もあった。
斉木家から持ってきたたくさんの本にサインを入れてのプレゼント大会です。
(ちなみに私が頂いたのは浅田次郎短篇集「月のしずく」)
そして素晴らしかった素タッフ企画。
素晴らしかったのにその詳細をメモしておらず、そういうのをレポしろよ!と自分でダメを出しつつ。
素タッフが自分の選んだ好きなコントを紹介し、その内容を掘り下げてのプレゼン大会。今回は3名が発表したのですが、三者三様、選ぶコントも素タッフそれぞれの個性が表れ、また発表方法も見事に分かれて面白かったです。
1個のコントをここまで掘り下げて見ることって滅多にないよなあというのも新鮮で。
「丈夫な足場」の「もしかして、あなただけかもしれません」の解説途中では豆源の豆が配られました。凄い準備。
「しげるの素」にしては?きっちり進行な企画に斉木さんもいつものしゃべりが発揮できなかったのか、しげるのフリートークタイムではしゃべりたいことを濃く話しておられました。またなんか難しそうな話。でも家に帰ってから自分が持っているユングの本を読んだよ、私。興味深い話だったかと思われますが更に記憶はここから彼方へ…
23回目の「素」には何か素タッフの心意気みたいなものがある形となって見えた、そんな感覚を感じました。
好きなコント発表では素タッフ個々の底力を具体的に示す形にもなったと思います。
ホントにね、素タッフさんて、普段は個々の仕事を持つ方々なのですが、あらゆる専門を持つ集団なの。それが「しげるの素」というイベントをいかに見事に支えているか、それが表に出た回で、客席でいいじゃんいいじゃんと心で頷きながら見ていた私でありました。
自分もこんな企画どうだろう?というものをぼんやり考えていたりする。お客さんそれぞれが斉木さんに直接訊きたいことがきっとある。せっかくな場なわけだから、色んな可能性を広げていけたらもっと楽しいことになるだろうなと思うわけです。
最近記憶力低下が激しいため、メモを取るようにしていたのですが、今回はまったく取っていない。肝心の詳細をレポりたかったなあ。
思い出したらまたいつか。
ああ、書いた書いた。すっきり。