黒澤監督の言葉

お昼のみのもんたの番組。

今日は何の日で、黒澤明監督の「乱」を取り上げてまして。

「リア王」をヒントに作られた「乱」。
最後のシーンでのセリフ。
<神も仏もいないのか!>
それに呼応したセリフは放送されなかったのですが、
監督自らの語りで、
<神や仏が手がつけられないことを人間がしているからじゃないか>
つまりは人間のエゴによって起こる事柄は、神仏にも手の施しようがないから、神や仏は助けてくれないのだ、といったことです。

うーん。
これ、聞いて、目からうろこです。
特に天下取る取らないの話は人間のエゴを象徴しているもんな。
この辺にシェイクスピアを戦国の世に重ねると、ハマったりする理由があるわけですね。

神仏に見捨てられない生き方をしたいな、なんて、
ぼそっと、思っちゃいました。

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