やっぱり辞書が好き

最近あまり行かなくなった書店に久しぶりに立ち寄ってみた。
何故行かなくなったのかというと、眺めているうちに様々な本と出会ってしまい、結果買いたくなる。しかし本は自分にとっては贅沢品。価格が高いとは思わないが、自分には払えない、そして指をくわえて眺めるくらいなら、本屋には行かない方がいい、そんな負のループに陥ってしまっているから。
(図書館がもっと近ければな・・・)
そんでもって、久しぶりに立ち寄ってみたらば、出会ってしまい、高額な出費をしてしまった。何度も手に取り、これは買ってもいいでしょうと、お財布さんとの協議の結果ゆえの買い物である。
1冊は「てにをは辞典」(三省堂)。<250名の作家の作品から語と語の結びつき60万例を採録>とある。凄い。用が無くても読みたくなる辞書である。日ごろこの‘てにをは’で引っかかることが多いので、参考になるものが欲しかった。で、出会ってしまったので買うことにした。
ブログで簡単な文章を書くのでも、我が文章に違和感を覚えることが多い。(→勢い「違和感を感じる」と打ってしまったら早速Wordに校正された。Wordも頼りになるのね)国語力のないニセ国文科出身。その助詞が正しいかどうかを知りたい時は、とりあえずネットでその言い回しを検索。ある程度信頼できるサイトがヒットすればそれをまあ信頼する(この、まあ、てとこの文字のアタマに点々を打ちたい)。個人サイトならば複数のサンプルを見比べて多数決でいく。
楽だからネットで済ませることが多いけれど、できればちゃんとした筋のもので教えてもらいたい。とすると、やはり責任を持って編纂・出版された辞書に頼りたい。ネットに於も責任を持って作られたサイトが多数あるであろうが、どうしても出版物ほどの信頼性が自分の中には無い。やっぱり、辞書が好きなのです。電子辞書も重宝するけれども、紙の方が好き。同じページにある別の語につい目移りして、別のことに興味が移ったりするのも楽しいではないですか。
もう1冊買ったのは「すぐに役立つ文章の書き方」という本。中身を見れば会社に1冊置くための本?みたいな例文集。でもこれが興味を惹き。例えば「家賃値上げ通知書」、対して「家賃値上げ申入れ拒否通知書」など。世間のことを知らない私にとっては例文以上の知識欲が満たされそうで。
と、本を2冊買った話でした。
蛇足ですが、私はウィキペディアをあまり信用していません(これまた全く、ではないのですが)。読んだことのなかったサイト内の「ウィキペディアについて」から「よくある批判への回答」の中の「責任の所在がわからない」に対する回答に目が点。ウィキペディア存続の精神はわかる気がするけれど・・・
ネットにしてもなんにしても、ソース(出処)の信憑性がね。
なんでもまるっと受取れなくなってきているなあと、疑心に満ちている昨今。

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