6/2、音楽家の羽田健太郎さんが永眠されました。
公式HPの掲示板を拝見して、
本当にたくさんの人々の心に
「音楽」が持つ楽しさ、美しさ、「音楽」による喜び、感動・・・
そんな様々に多くのものを与えてきたのだな、ということを
しっかりと知ることができました。
「題名のない音楽会21」は日曜日、起きていれば見ている程度でしたが、
ハネケンさんの司会になってからは、
起きててラッキー、と思いながら見るようになりました。
一番思い出深いのは「トリプルピアノ~アレンジ・バトル頂上決戦!」という企画で、
前田憲男・佐藤允彦・羽田健太郎の3名によるアレンジ対決。
お題が出されて、それに合ったアレンジを順番に披露していきます。
その中のお題「歴史的映像のBGM」で、ハネケンさんの担当は「アポロ月面着陸」。
月面着陸のシーンの映像に合わせて始まった演奏はJAZZ。
よく聴くと♪うさぎ うさぎ なに見てはねる 十五夜お月さま 見てはねる~、と。
これをいたく気に入った自分は空に満月を見つける度、この童謡「うさぎ」@JAZZアレンジを思い出しては頭の中で再現しています。こういう音って永久に憶えているものです。だからこれからもお月様を見つけたら、ハネケンさんのピアノ&アレンジをリピートしていきます。
羽田さんのお名前を初めて認識したのは、さだまさしさんのアルバムに参加されていた頃のことです。「ハネケン」というニックネームもこの時さださんが呼んでいらしたことで憶えました。
さださんのアルバムも一時期からぱったり聴かなくなり、それを埋めるために聴いたことのないものを買っていこう、と思っていたところでしたが、ハネケンさんの訃報を聞き、取り急ぎ昔のアルバムを2枚注文し、それが今日届きました。
「印象派」と「うつろひ」。
名盤を久しぶりに聴いて、自分の青春時代に羽田さんのピアノが、常に共にあったのだなと、
とてもうれしく思いました。
もっと色んなお仕事の現場を拝見・拝聴したかったなと思います。
音楽好きの末席にいる人間からも「ありがとう」を何度も言いたいです。
天国でまずは存分にお酒を飲めているといいな。
心よりご冥福をお祈りいたします。
そしてハネケンさんの音楽の魂をこれからも大事に聴かせて頂きます。
ありがとう。
ございました、と過去形にはしません。
まだ聴いたことのないハネケンの世界をこれからも聴いてみるんだもの。
コメント
私も、日曜の朝は
題名のない音楽界でまったりしていたんです。
前々回くらいかに、女性の方だけの司会で
どうしたのかな?とは思ってたんですけど
ビックリしました。
分かりやすく音楽を取りいれさせてくれる方で
お顔も笑顔で優しくて。
本当に、ありがとうですね。
●なつさん
毎回見ていたわけではないのですが、
見る度に、あれこれと工夫して番組を作ってるなあと
思っていました。
そこにハネケンさんの穏やかながらも
音楽に対する情熱のこもった解説が入って
きっと世代を超えた音楽ファンを増やしていたと思います。
自分も音楽ファンの端くれとして
垣根を超えて色んなジャンルのものを
これからも聴いていこうと思ってます。
クラシック、もっと聴きこんでいこうと思います!