「宝塚BOYS」東京千秋楽(2008年)

2008/8/31 12:30開演 於:シアタークリエ

結局観てきました、楽。
カーテンコール、何回やったんでしょう。

8/31は初風諄さんが宝塚を退団された日だそうです。東宝でのご卒業の日だったのですね。

カテコでのBOYSそれぞれの挨拶は大体が、「やっと1ヶ月が終わった」でしたwもうやりきって疲れてるところを何度も出てきてくれて、ホントごめんね~って感じでしたw山内さんの挨拶は、1ヶ月もやれる気がしなかったけどなんとかできた、再々演がある時はどうぞ私を呼ばないで下さいとw挨拶も終わったのに頑張る客w何度目かのカテコで山内さんが「どうしたいの?」花緑さんが「もう一回同じことをやれと?」客、わーい!と拍手に、山内さんが、できるかっ、みたいな突っ込みw山内さん「2回以上観た人~」はーい(私も手を挙げる)と結構いる「5回以上観た人~」はーい!・・・かなりいるw山内さん「なんか客が慣れてる感じがした」w
とにかく山内氏が客席に話しかける。花緑さんが間を繋ぐ。面白かった~

初めて出待ちもしちゃった。なんとなく列に混ざってみて。花緑さんのファンサービスの良さにびっくりです。落語家さんだからでしょうかね~ご贔屓さんへのサービスが徹底しているのかしら。人柄かしら。落語も聴きに行きたいよ~
では感想など。

前回観た時よりもそれぞれのキャラがしっかり立っていて、雑然とした感じがなく、やっぱりカンパニーって熟していくもんだな~なんて、思いました。

私の楽の感想はカテコでの山路さんの感想と同じです。結構うるっときたけど、芸名の変更があったり(最終日なのでアドリブが多い)で、泣くタイミングが無い、みたいなご感想。
最初の終戦の日の場面ですでにちょっと泣きそうになり、おばちゃんが台所をしながら口ずさむ「すみれの花咲く頃」に泣きそうになり、もう男子部は駄目だと寮で話している所に、竹田君のお父さんの戦死通知が届いて、おばちゃんの青春の挫折が重なり、現実とは大概こういうものだと思って泣きそうになり。

でもアドリブが強烈で、泣いているヒマがなく。妖怪ピルエットって!いつの間に吉野さんが妖怪扱いに~(←ドはまり。涙。笑いで)みんなで歌おうという時の太田川氏の「やっぱりモンパリかやっぱりモンパリか」とかさ。(まあ、大体この人に笑わせられている)他にも太田川氏、同じこと2回言った、どころか4回言った、みたいな。

このお芝居、本来は笑えるところと泣けるところのメリハリがある芝居なのですが、ちょっとそのメリハリが曖昧だったかも。アドリブきついとお客の気持ちが混乱するのですよね。なので、複雑。まあ、面白くて、でも観た後に彼らの青春が心に刻まれればよいのかしら、とも。

今回の席は座席のほぼ中央の列。ドセンター。視界を遮るものもなく、舞台を堪能できました。レビュー、前回見た時よりも山内さんの表情に余裕が出てましたよ!きりっとしてさ。きもーちウエイトも絞られたような・・・気持ち。そしてとにかく吉野さんが素敵で・・・足長いな~
このレビュー~パレードを見るにつけ思うのは、「やってやれねぇことはねぇ!」です。というか、やらねば、やるしか、なんだろうけど。いやープロってすごい。あの踊りながら隊列変えるとか、難しいでしょ。ドセンで見てて、結構なシンメトリーになってたから、すげー!がんばったねー!って思いましたです。みなさん素敵でございましたよ。

再演に、初演と同じものを求めてはいけないのだな、と思いました。
これはこのカンパニーの「宝塚BOYS」なんですよね。
今回は池田さんの‘人生に無駄なことなんてひとつもないんだ’というセリフが胸にきました。
夢の途中。生涯、夢の途中でも良いのではないのでしょうか。

良い観劇でした!

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