ふと。唐突にある曲がぽんと頭に浮かぶことってありませんか?
私はよくあるのですが。
昨日洗い物をしながらふと頭に流れた名曲。
さだまさしの「夕凪」。
大きな貝ガラ 白い耳にあてて
又来る夏を占う
君の影が揺らいで落ちて 風が止まる
渡辺俊幸さんのメロディーが美しい。
広い海を目の前にした主人公と同じ情景を体現することができる大好きな歌です。
男女の時間を波のある風景にたとえて、ある時に凪、つまりは夢が止まり、そして風の吹く方向が変わる、それが悠久の時の中でくり返し、くり返し。
どのアルバムに入っていたのだっけ?とCDをひっくり返してみたら、「帰去来」だった。若干24歳(ですよね?さだ年表からすると)でよくまあこんな詩が書けるもんだなあと改めて感心。
さださんの世界はとにかく、大きいです。息子さんにつけた名前‘大陸’は、さださん自身でもあると思います。普通の人間と尺が違うんだね。小さい国の小さい心の人間ではないように思え。だからどの楽曲もさださんと同じ高くて広い視点で聴かせてもらえると思うのです。
帰去来=故郷に帰るため、(官職を退いて)その地を去ること。
陶淵明の「帰去来辞」に由来。
ソロ初シングル「線香花火」を熱い気持ちで聴いていたことも思い出す。
美しく、また複雑なアルペジオをギターで一生懸命コピーしようとした懐かしい思い出も。
「帰去来」はやはり自分にとって特別な1枚だなあとも改めて実感しました。
帰去来(2016リマスター/UHQCD) さだまさし |
コメント
まっさんと聞いて飛び込みました→あれ?
グレープ時代とか知っていた小学生は立派ななにかに育ってしまいました
私の覚えてるアルバムは「みるくは風になった」とか「黄昏まで」が入ったやつ→タイトル忘れ。ですね。映画になった道化師のソネットやら…「朝刊」「雨宿り」なんかの明るい歌もありましたが~
「もう汽車は来ませんとりあえず今日は来ません」の歌はなんかせつなすぎて聞けなくて飛ばしてましたね。「駅舎」かな→タイトルは頭に残らない~
●くのいちさん
ふむふむ、その辺ですか~
(タイトル調べをしない奴・・・すいません)
ディスコグラフィを見ると、いや見ないでも、
たっくさんアルバムありますからね~
私はとりあえずリアルタイムで聴いていたアルバムを揃え中です。
まだ聴いていないものも、聴いていこうと思ってます。