2008/9/23(火)13:00開演 於:シアタークリエ
チケット代が高いクリエ。きたろうさんの芝居を観に行こうかどうしようか・・・
迷っていたらe+にて得チケ情報が。よっしゃ、買いだ!てことで観に行ってまいりました「青猫物語」。
面白かったです~!いや~これ観ておいて良かったですよ!
15列の上手ブロック。ちょっと遠いけど、全体がちゃんと見えました。
マキノノゾミさんが初めて書いたという喜劇。静男とそらのお互い焦がれながらも中々成就しない恋愛、その周辺でドタバタと色々な人間模様が展開していく。そんなみんなの様子を静かに伺うカフェー「青猫」のマスター、ブルさん。(カフェ、じゃなくてカフェーてのがいいですね。ブルーキャットのブルさんだそうです)
北村さんと黒谷さんの突き抜けたカップルっぷりが凄くよかった。
じれったい二人に笑いもあり、また東郷閣下の亡霊のふりでそらへの気持ちを語る静男の気持ちにうるっときたりなんて泣けるところもあり。
北村さんの静男がピュアで、黒谷さんのそらがまたピュアで。ラブコメ、いいですね~観た後に楽しかった~って軽い気分で劇場を後にできる。
黒谷さんはドラマでちょっと悪女的なものを見て以来、イメージが固まっていたのですが、なんてかわいらしい女性なのであろうと。きれいだし。イメージ変わりました。
北村さんも前回拝見したのは「欲望という名の電車」ですから、これまたイメージの違う芝居を拝見できてよかったな~と。
小須田康人さんと山下裕子さんを拝見するのは何年ぶりだろう!
役者のみなさん、みんなの個性が立っていて、良いもの見せて頂きました。
そしてどうしてもきたろうさんのお芝居に食いついてしまい。
きたろうさんのブルさんが、いや~良かったですわ~
目が見えない設定で、これがいくつかのギャグに繋がるわけですが。
ブルさんはほとんど舞台上にいて、片隅で薄っすら笑みを浮かべながら佇み、肝心のところで突っ込みを入れる。
静男が超何気なくやるテーブルクロス引き(花瓶を倒さないでテーブルクロスをさっと引く)にお客が笑った後のタイミングで、「なんか、やった?」
劇団員の人(舞台監督さんでしたか)が怒りを爆発させてしばーらく小芝居を続けた後に、「やりきった?」
店内の明かりを消して静男が動けないでいる周りをぐるぐる走り回って、「暗闇では自由自在!」と言って静男の頭をぺしっと叩いてみたり。
カウンターでは新聞を読んで(広げて)みたりするところが謎。勘定を誤魔化そうとするお客に、誤魔化さないで下さいよと言って相手をビビらせてみたり。棚のボトルを磨いているのかと思ったら猫(ぬいぐるみ)を磨いて?みたり。
主のお芝居も目が離せないのですが、きたろう定点カメラで録画したらいいのに!というくらい、きたろうさんを見てしまう。
今回改めて思ったのですが、この方は「役者さん」だなと。シティボーイズの中で商業演劇の興行に約1ヶ月も参加できるのはきたろうさんだけではないかと思ってしまいました。自分のスタンスでそこにどっしりと存在できる。真面目に今回、わたくしはきたろうさんに惚れ直しました。舞台役者としてのきたろうさんに。これからもこの様な良い喜劇に出演してほしいな~
休憩時間。私の後ろに座っていた女子たちが、「きたろうって、テレビで見るより足が長くてかっこいいよね!」「うん、かっこいい!」としばらく‘きたろうかっこいい’話をしておりました。これは本人が聞いたらかなりなパワーチャージになりそうだ~と、帰りに一筆アンケートに書いてきましたが、さてお耳に届いておりますでしょうか。
パンフレットできたろうさんが「あなたがカフェのオーナーならどんな音楽を流しますか?」との質問に、Penguin Cafe Orchestraのような気持ちの良い音楽を、と答えていて、ペンギンカフェ~きたろうさんっぽい~って。(ペンカフェ、昔聴いてみて寝そうになった)そこに唐突に尾崎豊とか吉田拓郎をかけちゃうってwリアルカフェー青猫@きたろうマスター、あったら隅っこでじっと酒を飲んでいたい。
・・・あーあ、結局きたろう師匠の話でどどーんだよ。
「泥棒役者」はちょっとお子様的なほのぼの笑いでした。「青猫」は舞台で練りに練れてる役者さんたちがビシバシ右往左往する、もっとがっつり‘ド芝居’な喜劇。大人で洗練されたきたろうさんを観ることができて幸せでした。
もうすぐ千秋楽ですが、ぎりぎり迷っている方がいらしたら、是非観て下さい。
パンフレットには昭和初期のカフェー情報なども載っていて面白いですよ。
ペンギン・カフェ・オーケストラ-ベスト- |
コメント
師匠二枚目説あなどりがたし
レポありがとうございます~
私がきたろう師匠のお芝居を見たのは昔やった「世にも奇妙な出来事」でした
あの時はてっきり俳優さんかと…(あれ?私はいつシティボーイズを知ったのかしら)
テレビドラマにはご出演されないのかしら
●くのいちさん
外部のマジかっこいい説、初めて耳にしましたよ。
しかもシティボーイズなんて知らなそうなお嬢さんたちにですよ~
元々劇団立ち上げをした方ですから、スタートは役者さんですものね。
テレビもいいのですが、やっぱり舞台!
両方で見たいというファンのわがまま。
がんばれ還暦!