2010/10/23(土)14:00&18:00開演
2010/10/24(日)17:00開演 於:新国立劇場 中劇場
いつもはですね・・・せいぜい2公演しか観ませんよ。
でも今回何故か5公演も観てしまいました。セリフ覚えちゃいそう(嘘)
でも今回は何度観ても面白かったので結果オーライです。
土日の記憶が混ざってよく憶えていないので混ぜた感想です。
以下ネタばれあります!!
↓↓↓↓↓
順不同です。
●初日と楽の空気
初日は流石にみんなの期待度も高く、笑いもどっかんどっかん、新鮮(当たり前だけれど)な空気に満たされて、初日っていいもんだな~と嬉しく思ったのですが、楽日も同じく、ここで観ようと決めている人々がいるのか、はたまた何度か観ているけれど、最後だと思ってお祭り気分なのか、これまたどっかんどっかんと盛り上がった回となり、この空間にいられて幸せだなあと思いました。
●土曜日はWOWOW録り
土曜日は昼夜とWOWOWのカメラが入りました。そのせいか丁寧に演じる出演者たち。うかつなアドリブもなし。本編は。丁寧にやっても間違えちゃう場面もあり。本編も。アフタートークではうっかりさんな発言もあり、大竹さんがきたろうさんに「ここはお前が自分で買い取れ!」とか、大竹さんのトークに有志さんが「(このトークの部分は)夜は使わないで下さい」とか。フリートークになるとどうしてもしゃべりたくなることがあるようでw
WOWOW放送は11/29(月)よる11:20~
●10月突然クリスマス
ここがクラッカーからキリスト仕様に変更していました。セリフも「俺の誕生日なんだと思ってるんだよ」とか毎回違う。手の釘がぽろっと取れてしまう小ハプニングなどもあり。
●脳内ハードディスク整理
ここも微妙に内容が変わっていたように思えます。「立ってるだけでカッコイイ」(かな?)ファイルって前は無かったような気がする・・・「ゴーダル」と「ゴダール」が混在していて記憶の混乱さが出ていて面白い。映像になったら停止してじっくりと見たいですねぇ。
●ミスターカトウ
このコントはあんまり破綻がないですよね。ドレミの歌できたろうさんだけが音を外すのが面白いのですが、時々ちゃんと歌えることもあって、そんな意味で残念!なんて思ったり。大竹さんも歌に付き合う時と付き合わない時とがあり、どっちにしてもきたろうママは「ありがとう、優しい子ね、歌にも付き合ってくれて」と言う。二人の微妙な駆け引きが面白い場面。
友達と終演後お茶をし、とある問題について話をする中で、日本人て優しいっていうかおとなしいっていうか受け入れすぎっていうか、という意見になり、そう考えるとミスターカトウは「日本人」のデフォルメとしてあの問題の民族に対して対照的に創られているキャラクターなのでは?などというそんな深いわけないか的な話にまで発展し、意外に後からじわっとくるコントであることがわかりました。深読み深読み。
●重厚な芝居
日に日に重厚さが増していると思われる芝居。楽しそう。よりセリフを重々しくするためにより低い声を発してみたり。重厚に笑いすぎて大竹さんの肘置きが崩れて慌ててみたり。都内の電気が全て点くボタン(緑)に二階堂先生も「それは私も押してみたい」と言ったり。神代寺様の尺がどんどん長くなり、楽しみすぎる神代寺様にアフタートークでクレームがついたり。しげるの半裸落ちにお客さんに対しても「申し訳ございません」なのだそうですw
●叱りバー
フロア担当斉木さんが自由になりすぎて何をしているのか判然としないまま楽を迎えた叱りバー。自由な中にも大竹さんが察してキューを出してあげたいのに、出せない場面もあった模様。飛永さんが巧いよな~「何が生きがいなの?」の言い方が本当にいい。でも実際大竹さんが切れないかが心配だったネタ。声よく枯れないよねぇ。しげるのセクスィーダンスはやはり疲れちゃった感じ。「もっと叱って~」のセリフが無い時もあり。
●年上女房の集い
「若い頃には気づかなかったけれど、新聞て面白いわよね~」「読んでるとあっという間に昼になっちゃうの」のセリフに共感してしまった私・・・老後か・・・。尾関&斉木カップルのルンバだかなんだかのダンスにターンが入って小進化。披露宴の場面、初日辺りに違和感を覚えた新郎新婦の立ち位置が正しく直っていた模様。新婦は毎回泣いたそうですw(お父さんとお母さんが)生きているうちに結婚できなくてごめんなさい、のセリフはちょっと刺さった・・・。ブーケをもう少し低い位置で持つとより雰囲気が出る、らしい。最近披露宴の出席すら無くなったので、気づかず成る程~と思った。
●さておきクラブ
有志さんのアシカ。土曜の夜だったかな?三点倒立をした後そのまま背中から倒れてしまい、しばーらく明転しなくてちょっとドキドキした。明転して倒れている位置もいつもと違って中央から外れた位置。わたくし昔体育の授業での倒立でそのまま背中からばーんと倒れて一瞬息が止まったことがあるのですが、そんなことを思い出しちまいました(あの時背中を叩いてアピールを友達にできて叩いてもらって息が復活して良かったな・・・)。アンケートにアシカは尾関さんですか?というのがあったらしく、心底がっかりしたと仰っていました。ラバーボーイズのショートコント。楽では本番でいきなり猫カフェのところできたろうさんが「こちらは犬カフェですか?」とセリフを変えたらしく、大水さんが焦っていました。きたろうさんが「それはさておき」というきっかけセリフをよく言い忘れるらしい。斉木さんの「ショートコント、ロングコント」に続きはあるのかな~「万里の長城・・・」の続き。お料理のシーンで土曜日だけ何故か大竹さんはパンツを被っていた。他の日は水泳帽なのに。「今日は死んだアシカを使ったお料理です」のオチにほんのりラジカルフレーバーを感じる。
●コロス choros
コロス=殺す?って思ったのがそのままになりつつあった楽回。楽では激しい動きを止めるきっかけを出す飛永さんが「(音楽で)聴いたことのない音のところまで引き伸ばそうと思った」と。倒れこんでぜいぜいする音を拾うマイク。きたろう「(衣装で見えないけれど)ターンも入れたよ」大竹「俺だってできるよ」。大竹さん、きたろうさんと同じ養成所で習ったターンをエンドトークにて披露(←土曜の夜だったかな)。「4人で座ってスタンバイしているところが気持ちいいね」ときたろうさん。あの座り方、4人の形は美しいですものね。大体こういう芝居やってるとこなんだよ、ここは、といったお話で。
●アフリカ行きの船
尾関さんが楽回のみ思い切って頭をがつんとぶつけたのを見ましたwあとはへろんて感じで。きたろうさんの奥様があの場面の尾関さんを見て「なんで熊が出てくるの?」と言ったそうですw遺灰が零れ落ちてしまった時の斉木さんの「いい、いい」という言い方が大好き。そうそう、日本だってアフリカだよなあ。今回の終わり方、好きです。
●幕間映像
何度か見てから気づいたのですが、超かっこいい幕間映像に大竹さんは登場しないのですね。大竹さんもトレンチコートと帽子が似合うと思うのになあ。大竹マニアは物足りないですねぇ。斉木マニアはウハウハです、お蔭様で。シティボーイズの映像に登場するとみんなかっこよく見えるんですよね。今回のは特にかっこよかったな。若手もステキだったもの。あそこもDVDはリピだな。
●エンドトーク
メモっておいたのが土曜の夜のみ(←本当かな?違うかも;)。
斉木「本日は少々雑な舞台をご覧頂きました」
大竹、大水に「今日のきたろうさんは何点でしたか?」大水「90点」。
大竹、高佐に「今日の斉木さんは何点でしたか?」高佐「40点」。斉木「え~(自分では)30点」。
楽回は細川さんもご挨拶。どこで買ってくるんだろうというピンクのパンツが相変わらずの細川カジュアル。何年もシティボーイズライブの演出をしていて初めて本気で細川さんを怒らせたという尾関さん。若い頃の斉木さんにそっくりだという尾関さん。でもまだ学習するところがあるので斉木よりはマシと言われた尾関さん。今回はこの方の存在が結構頼もしかったですけれどね。
楽回は珍しく?アンコールの拍手が鳴り止みませんでした。客席の半分くらいが頑張っていて、出てこないでしょ~と思っていたら出てきた!メンバーみんながニコニコと手を振って面白かった。神はいましたねw
今回色んな人が指摘しているように、来年もまたお会いしたい、が無かったですが、無理しないで、でもやりたいように、続けていってもらえたら幸せだなあと思います。
満身創痍のおじさまたち。
今年もいい舞台をありがとうございました!
おまけ。
今回お友達と一緒にお花を贈らせて頂きました。ホワイエに置かれて嬉しかったです ^ ^
楽回に合わせて贈ったので隅っこ床置きでしたが。
(↑左下端)
今回も私のこだわりレコルトさんにアレンジをお願いしました。
実に微妙微細な多色使いのアレンジメント。
秋らしく、また新国立劇場というシチュエーションも考えてコーディネイトして下さったとのことです。
あじさいやバラ、ピンクやネイビーの実、キイチゴの葉など葉っぱも多彩です。
※写真禁転載
レコルトさん
http://recolte-fleur.com/
コメント
再びの楽しいレポありがとうございます(^.^)b
ちょびっとだけだったけど、お会いできてうれしゅうございました♪
ワタクシは今回のライブ、初日、火、土昼、楽と4回拝見。
セリフ、覚えちゃいますよねぇ♪
私の頭の中には「ほうと言っても恵比寿は恵比寿!」
ってセリフが刷り込まれて
未だにぐるんぐるんしてますもの(笑)
(“コロス”は圧巻でございました…。できれば生でもう一回観たい!)
“ミスターカトウ”のコントを観てのお考えは…多分アタリかと。
私もあのコントはイヤと言えない弱腰日本を表してると
思いましたもん。
もっと言えば、無理難題を吹っかけるアメリカと日本との関係性や
パワーバランスを表しているかと…?
例えば、
芝刈りの肩代わり→イラクへの自衛隊派遣?
下宿代の度重なる値上げ→ODA?思いやり予算?
色々尽くしても中国人と間違われる→米国内での日本の存在感の薄さ
とか、他にも色々。
途中でそう気付いてからは、もう、
そうとしか受け取れなくなってしまって(> <)、以降、 このコントがすごく面白い! 見かけのかわいらしさ(?)の裏で、 結構シニカルで自虐的でブラックなコントだと思いました…。 観るたびに大きく長くなる斉木さんのお芝居も楽しかったなぁ~♪ 斉木さん、絶対に自分の見せ場を逃しませんし、 ファンはそれを観に行っているといっても過言ではない…(笑)ふふふ。 さておきクラブでの大竹さんの割烹着にゴムの水泳帽も… 昔のネタですよねぇ(笑)包丁も持って欲しかったなぁ♪ 土曜の昼の回もパンツでした。収録用?? 名古屋では水泳帽?パンツ?どっちをかぶったかな(笑) あ、楽日翌日のラジオでは、大竹さんの声枯れてましたよ(> <) さもありなん。 なんでも、枯れる時は高音の方が枯れて低音は残るので、 さらに渋い声になるんだそうです。 アンコールでの再登場、みなさんホントにうれしそうでしたよねぇ…。 その様子を観て、私もなんだか…うれしかったです(^-^。 だんだん寒くなる秋公演よりも、 可能ならば、元の5月に戻した方が、 オジサン達の身体的には絶対ラクだと思うんだけど…。 色々難しいのでしょうかねぇ。 大竹さんのいつもの締めの言葉が無いと、何だか不穏だし、 劇場に忘れ物しちゃったような感じですけど、 また…オジサンたちの珠玉のコントを観られることを願ってます。 少し長くなっちゃってごめんなさい!
面白かったですね~今年も!
過去の公演でいえばモーゴっぽいなと思いました。
肩の力の抜けた若手の皆さんのオジサンいじりが非常に頼もしかったですねえ(笑)電車ボーイ(ニャフ命名)が超ウケました。
ニャフもUPしましたがネタに抵触しないのは難しいところ・・・。
●ハラグロ2号さん
熱いコメント、嬉しいです ^ ^
語って下さってありがとうございます!
今回のって、こういう風に色々語りたくなるコントの数々でしたよね。
まあ、毎回そうなのかもしれませんが、
今年のはなんだかより面白かったなあ。
あれこれとネタが詰め込まれながらも、
すっきりと整理された世界観があったような・・・
ミスターカトウはやはりそうですよね~
♪どこの人であれ~
ただの便利な人=日本人、なんでしょうね。
>あ、楽日翌日のラジオでは、大竹さんの声枯れてましたよ(> <) >さもありなん。 >なんでも、枯れる時は高音の方が枯れて低音は残るので、 >さらに渋い声になるんだそうです。 →なるほど~ でも喉強いですよね~自分なら数回で吐血しそうだ・・・ なんて毎回感心してましたよ。 元の5月公演に戻すとなると再来年てことになるのかな~ あり得ますね。劇場押さえのスケジュールからしても。 次回は是非大阪でもできるといいですね。 できれば来年も是非お会いしたい!なんですけれどね~
●ニャフさん
今年も面白かったですね~
モーゴにおけるムロさんも実に頼もしかったから、
あのスパイスを確かに今年も感じましたですよ。
ハマる若手と今後もどんどん共演していってほしいですね~
肩の力が抜けながらもバシっビシっと冷徹なツッコミを入れられる若手さんね。
ニャフ化はネタばれに関しては難しいですもんね。
ネタばれするかしないかのどっちかにするしかない(笑)
いや各人の表情が良く描けていて素晴らしいっす。才能才能。