山手空襲

1945年5月、3月の東京大空襲の後に山手空襲があったことを初めて知った。
空襲を受けた場所は勿論下町のみではないということはわかっていたにせよ、‘山手空襲’という言葉は初めて聞いた。いかに自分が身近にある戦争の爪痕を知らないで過ごしているかということを、また認識することとなった。
先月、母の実家のある市川に散歩に行って、そのことを日記にしようとまとめているのだが。
真間、須和田、国府台、と史跡についてネットで調べていくうちに、‘戦争遺跡’というこれまた今まで意識していなかったキーワードを多く目にすることとなった。
戦争遺跡についての様々な人の記憶・伝承を読むと、胸が詰まる。
でも、もっと知りたいと思った。
私はかろうじて戦争体験を親から直接聞くことのできる世代である。戦争を全く知らず、イメージができない世代との継ぎ目にいる世代だと思う。
もっと知って、若い世代に知らせる役目になる方法はあるだろうか。
知ってほしいと思う。日本人に、だけではない。世界中の人々にもだ。

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