2010/9/9(木)18:30開演 於:帝国劇場
エリザベート:瀬奈じゅん トート:城田 優
ルドルフ:伊礼彼方 ゾフィー:杜けあき
2010年版観てきました。
あさこさんエリザ希望だったので、トートは取れたチケットによる、という友達任せの選択となりました。
いや~びっくりしました、城田さんに。登場した時、どっかで見たことある、と思ったら、ファイナルファンタジーにこういう人出てくるよね!なキャラ。なに?CG?みたいな。きれいですねぇ~元々のコスチュームがFFっぽいんだけど、あのお顔ですから映えるったら。(是非背中にでっかい剣を背負ってみてほしい・・・手に鋭い爪でもいいよ~)
歌は正直な感想はまあ及第点といった感じですが、総合的に城田さんのトート好きです。城田×伊礼の「闇が広がる」が良かったな。年齢的に調和が取れているからか、声のトーンが似ているのか、世界がより溶け合っているように思えました。トート様の歌には冷静ながらも相手を押さえつける強さが欲しいところなので、そういう点では城田トートは弱いのですが、なんだろう、このトートもありだなあ、って思いました。声を張る張らないの問題でもなく、歌唱力の(ごめんなさい;)問題でもなく、演じる人のメンタルな部分が出るのかな・・・。感覚的なところの話ですが、新しい発見ができて面白かった。
でかさもいいよね。あさこさんが凄くちっちゃく見えるwルドルフへの死の接吻もすっきりとしていて良かった。くちづけ(初見ながらオペラ必須)ながら銃を渡す所作が、滑らかで、いやこちらのシーンも好み。
と、城田さんいいかも話ばかりになっちゃいましたが。
他の芝居はそうでもないんだけれど、エリザに関しては他のキャストも観たくなるんですよね~今回は1回のみの観劇と決めていましたが、こうなると、あと二人のトートも観たいぞ~という気持ちが芽生えてしまう。
祐一郎さまのトートも観たことないし、石丸さんのトートも興味あるし。
人の噂どうこうより自分で観ないとな。でもね、チケット代がもう出せません(泣。値上がりしてるし)
あさこさんが生き生きと芝居をしている姿にきゅんとなりました。ヅカ時代のように形に囚われることなく、思い切りエリザベートの心を表現していた。
で、今回はかなり意識して南海まりちゃんを追いかけました。真ん中の人たちは画像・映像でよく見られるけれど、脇は写らないもんな。ヘレネはオペラでかなり堪能しました。は~ホントにかわええなあ。
小池先生、この人に1日でいいからシシィを演らせて下さい(´_`。) ムリヲショウチデ
マダムヴォルフの場面で娼婦やってるのを発見した時は「!」せ、セクスィー!みなみちゃんて娘役時代から結構やるときゃやる人だと思って見ていましたが、いやかっこよかったな!
この芝居は観るたびに色んな発見があるなと、今回久しぶりに観て思いました。
戯曲欲しいかも。
死とは静かで、ともすれば穏やかさをも感じさせるが、死が振り下ろされた先にあるのはただ‘無’である。その無を冷たいと感じるか暖かいと感じるか。
最後、ヅカ版では二人で幸せそうに昇っていくけれど、東宝版はエリザベート一人が棺に入るのですよね。彼女にとってのトートという存在についてより考えさせられるのは東宝(オリジナル?)のエンディングの方だな。
自分、エリザ好きなんだな~というのも改めて思いました。
ただあまりにも観すぎていて途中頭がどっかへ飛んでいっちゃって、舞台の進行を見ていない時もあったりしたけれど。
収入のメドがついたら、もう1回観よう・・・