さだまさしさんがパーソナリティを務めていた
「セイヤング」というラジオ番組。
番組内には様々なコーナーがありましたが、
「深夜の句会」というコーナーがあって、
リスナーから送られてくる俳句の中で選ばれた句が読み上げられていたのですが、
色んなタイプのある中で「飛び句」と呼ばれる句がありました。
当時の流行り言葉で、
前衛的なことを「飛んでいる(トンでいる)」という言い回しがありましたので、
多分そんな所が語源かと。
で、この「飛び句」でどうしても忘れられない句があるのです。
その句はと言いますと・・・
≪ もみじ見し もみじ捩りし 散り散りし ≫
もみじみし もみじもじりし ちりぢりし、
と読みます。
これを聴いた時、すごーい、と感心しきり。
すごいわこの人、と尊敬しました。
以来、私の中には芭蕉や一茶と肩を並べて、
この五・七・五が存在し続けているのです。